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漫画家 幸村誠さんより『OPERA ONE』へのコメント

以前 Tekna TOKYO documentにご出演頂きました、漫画家の幸村誠さんより平本正宏『OPERA ONE』へのコメントを頂きました。

そうそう宇宙ってこうだよな!と、行ったことないのに(笑)

テンプレートなスターウォーズ的宇宙観を離れて、無機質で硬質、かつ静謐さも備えた曲をお作りになった平本さんの意図が理解できる気がします。

海で育った人が作る音楽はきっと、よせる波のような曲になるだろう、森に生きる人は、木の葉のざわめきや獣の息づかいのような曲を作るだろう、じゃ宇宙で育ち暮らす人は?…きっとこういう曲を作るし、懐かしく聴くだろうな。と、そのように感じました。

なんて言えばいいでしょう、宇宙ネイティブ?宇宙生活者の民族音楽。

つまりこの、お作りになった一連の曲は、100年後や200年後の月や火星や宇宙コロニーに生まれ生きる人達が作るであろう曲だと思います。
「新しい」どころの騒ぎじゃない、まだ存在してない地球外民族の音楽作っちゃった平本さん!

「宇宙」というものが、地球人が見上げ憧れるだけの世界ではなく、真にみんなの生きる場所になる時、月面で星を見上げながら宇宙服の内蔵ヘッドホンでこの曲をまた聴きたいと思いました。

オペラの完成を楽しみに待たせていただきます。

幸村誠(漫画家)