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東京を巡る対談 月一更新

月船さらら(女優)× 平本正宏 対談 リズムを飛び越えた雑多な街、その或る姿

<移り変わる風景、中央線沿いに住んでみる?>

月船 宝塚時代、すごく気が滅入ったときには、西新宿の「パークハイアット」に泊まりに行くことが多かった。で、部屋の窓から、ある方向を見ると素敵なのに、別の方向を見るとちっちゃな民家が見えたりして、なんじゃコレって感じで(笑)

平本 パークハイアットじゃないけど、六本木ヒルズの展望台(東京シティビュー)からの眺めでも、ある方角に建築の結晶みたいなのがいっぱい建っていて、でもその隣に昔からある民家があったりしますよね。

    新宿から中央線でたった20分のここ吉祥寺へ来るまででも、風景ががらりと変わりますしね。前回の粟田大輔さんとの対談でも話したことなんですけど、それって東京の面白いところだなぁって。

月船 私、ちょっと前までは、中央線にあまり乗らなかったんです。山手線にはよく乗っていたんですが、最近、中央線が面白いなぁと思う。風景がローカルなので楽しんで見入ってしまう。この路線が東京を南北にぶった切っているのね、と思うと、東京の中枢が山手線だとしても、本当の顔はやっぱり中央線なんだなあと思うんですよ。

平本 中央線の魔力ってあるらしいですよ。中央線沿いに1回住むと抜け出せない。利便性と、なんか落ち着いてしまう雰囲気が中央線沿いにはあると本で読んだこともありますし、そう話している人を何人も知っています。住んだら最後ですから、ぜひ住むことをお薦めします(笑)

月船 わかった、下見する(笑)

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