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東京を巡る対談 月一更新

小㞍健太(ダンサー/振付家)× 平本正宏 対談 研ぎ澄まされた経験的感覚—探り、踊る

小㞍健太(ダンサー/振付家)×平本正宏 対談

収録日:2011年8月24日

収録地:山手線車内、西日暮里駅

対談場所:カヤバ珈琲(台東区谷中6-1-29)

撮影:moco

<mixiで知り合う>

平本 小㞍くんとは最初確かmixiか何かで知り合ったんだよね。

小㞍 気が付いたら知り合ってた(笑)。すごく自然だったんだろうね、あまり覚えていません。たぶんNoismの公演で初めて会って、それからmixiとかネットを通じて仲良くなった。僕の初めての振付作品の音楽を作ってもらったんですよね。

平本 そうそう、なんか懐かしいね。ちょうど振付家の金森穣さん(Noism芸術監督)が海外で活躍するダンサーを集めて、no-mad-ic project2というコンテンポラリーダンスの公演を行って、そこに小㞍さんが出ていた。

世界最高峰とされるコンテンポラリー・ダンスカンパニーNederlands Dans Theater(NDT)で日本人の男性ダンサーがいるらしい、しかもすごくダンスがかっこいいらしいということで、僕はすごく知り合いになりたかった記憶があります。

小㞍 NDTの来日公演にいつもタイミングが合わなくて日本で踊る機会がなかったから、金森穣さんから話をもらって、すごく嬉しかったのを覚えています。キリアン作品をどうしても踊りたくて、キリアンに無理を言って音楽と照明プランをこの公演用に作り直してもらって、新作「Sleepless(スリープレス)」の抜粋デュエットを踊ることができた。

平本 2005年の終わりくらいだったかな。僕がダンスと音楽の関係に興味を持ち始めたのが2002年頃なんですが、ちょうどコンテンポラリー・ダンスがブームで、NDTもキリアン・フェスティバルと題して毎年のように来日していた。

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