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東京を巡る対談 月一更新

旬の東京が織り込まれた音楽を リラックスした空間で楽しんで

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この作品が映像化されたら、と思うとワクワクする

・TPを丸ごと映像化するような取り組みには、興味ありますか?

H:それは興味あります。

今回全曲、東京の音に触発されて作っています。

ここから映像化ってことは、その東京から生み出されたピアノ曲から更に生み出された映像作品ってことですよね。孫みたいな(笑)

映画音楽を作るときは、音のついていない映像を見て、音楽を考えるわけですが、音楽から映像が生み出される場合は、MVなど1曲単位の短いものが多く。フィリップ・グラスが音楽を担当した映画「コヤニスカッツィ」「ポワカッツィ」「ナコイカッツィ」の三部作は映像と音楽しかない作品ですが、でもこれはやっぱり音楽が後付けだからなあ。

この16曲約100分となると、しっかりした構成が必要になるはずです。そこまでくるとやっぱり映画の範疇ですね。映画「TOKYO PIANO」っていうタイトルになるんでしょうか。

どんな作品になるのか、沢山の想像ができますが、それをいい意味で裏切った作品が見てみたいです。

・フィリップグラス、はじめて聞きました。

そして、さっそくYoutubeしてみた。しかし、残念ながらジャケ画像+音楽ばかりで動くものがなかった。。。個人的に彼の作品スタイルは好きなカテゴリーです。

ちなみに、TPで映像化されて、どんな裏切り方されるといちばん嬉しいですか?

H:映画「コヤニスカッツィ」「ポワカッツィ」「ナコイカッツィ」の三部作はDVDが出ているはずです。ツタヤとかにあるかもしれません。

裏切り方は、ここで思いついている時点で裏切りにならないですよね(笑)

そうですね、このアルバムの根幹や深淵にあるものを、僕自身が気付かされるような映像化がされたら、いい裏切り、出会えてよかった裏切りになるかもしれません。

・今後またピアノアルバムを出すとしたら、頭の中にテーマやイメージはありますか?

H:このシリーズとして、他の場所で収録した音を元に、ピアノの即興演奏をしてアルバムにしたいという思いはあります。

今回のアルバム制作でピアノを演奏していて、東京の音から受ける影響がかなり大きかったので、他の場所の音になったら、演奏内容が変わることが容易に想像できます。だから尚更これはやってみたい。

その他は、このシリーズをもうしばらくやったらアイディアが出てくると思っています

まだ始めたばかりの試みなので、もうしばらくはこちらをやってみたいんです。

・このシリーズの次回作をとても心待ちにしていますよ。

さっきも伺いましたが、今すぐ、どこかの都市に行くとしたらどこですか?

H:ありがとうございます。

さっき答えた北欧と東欧ですね。あと、ちょっと質問の答えにはならないかもしれませんが、二つ同時に作ってみるのもいいかなと思ったりしているんです。

人やその動きを強く感じるニューヨークやロンドン、パリの様な有名都市と、全く人を感じない森や海、山といった自然を見せつけられる場所と。個人的に何か発見がある気がしています。

・ふたつ同時に作る、ぜひトライしてもらって、また感想が聞きたいですね。

・「TOKYO PIANO CONCERT」で今回はいちばん力をいれて開催したいものは何ですか?

H:お客さんにそれぞれの聴き方で楽しんでもらいたいというのが一番です。

ピアノを取り囲むようにして座席を配置しようと思っています、演奏を間近で楽しんでもらいたいですし、あと、なるべくリラックスできるように、普段やるコンサートよりプライベート感を出していこうと思っています。

真剣に聴いてもらうのはもちろん、お酒や飲み物飲みながらのほほんと聴いてもらうのもいいなあと。

このアルバム自体が僕のプライベートの記録なので、ゆったり楽しんでもらう方が合っている気がします。その環境づくりはしっかりしたいですね。

だから当日は、まず僕がのほほんと登場しなくてはいけませんね、冗談ですけど(笑)

あ、ピアノを取り囲んで聴けるの大賛成です!

そうそう、いわゆる司会役がいなくて、ひらもんがのほほんと全部仕切りながらゆるーりと時間をともにする、って感じに期待しちゃいます!

H:そうですね、まさにそういう雰囲気にしたいと思っています。

このコンサートは必見です。

・もうすぐですね!心から楽しみにしていますよ!!

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